天皇、皇后両陛下は12日、兵庫県で開かれる「第41回全国豊かな海づくり大会」に出席するため、羽田空港発の特別機で同県入りした。海づくり大会は両陛下の定例地方訪問「四大行幸啓」の一つで、両陛下が大会に足を運ぶのはコロナ禍前の2019年9月以来。
この日、両陛下は神戸市の理化学研究所計算科学研究センターを視察した。スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」を見学したほか、新型コロナを対象とした飛沫(ひまつ)飛散シミュレーションの説明を聞いた。室内でエアコンや換気扇を併用することで感染リスクが半分以下に減らせることなどを聞いた天皇陛下は「非常に貴重なデータをとっているんですね」と話したといい、皇后さまは「効果的な対策は?」と質問。両陛下が研究員と英語で会話する場面も。最後に両陛下は「大変すばらしい研究をしていますね」と声を掛けたという。
また両陛下は、同市内のホテ…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル